Y.S様
受講のきっかけや参加動機を改めて教えてください
・食情報をみたときに、根拠をもって判断できるようになりたかった。
・エビデンスとなる論文の探し方、読み方のポイントを知りたい。
・例えば添加物などの情報はデメリットのみフォーカスされていて、食に恐怖感を持つ方も多く、デメリットとメリットがあることを伝えられるようになりたいと思っていた。
受講してみて「変化」はありましたか?日々の暮らしや仕事への取組み、考え方、マインドなど
食情報を見たときに、この情報の元は?出典は?と一旦止まって考えるようになった。
(ネットはもちろんですが、出版されている本でも)
栄養疫学は苦手意識が強かったのと(管理栄養士国家試験の勉強で)、自分には今後あまり関係ない分野と思ってましたが、栄養士には必須だと考え方が変わりました。栄養疫学の基礎を知ってるか知らないかで、世の中の情報がだいぶ変わるのではとさえ思いました。
印象に残ったことはありますか?理由を含めてお聞かせください
実際のホームページを使って、信頼できる食情報なのか?をみんなで検証し、先生に解説してもらえたのがとても実践的でかつ楽しかったです。
また「まごわやさしい」がエビデンスに基づくのか?を先生が実際に論文を分析し解説していただき、研究者の方が論文を読むというのはこういうことかと感動しました。
いままで私が見てきたのは研究者でない方がPubMedで確認しているというのを聞いたりしてましたが、ただ論文を読んで書いてあることを根拠としていました(研究対象がヒトでないことも多かったです)。
論文に対して分析をして、妥当性があるかを判断できるのが研究者なのだと思いました。
2か月間で全4回+おまけの講義を行いました。講座の頻度、期間、難易度はいかがでしたか?
入門編なので頻度は忘れないうちにという間隔で2週間に1回で良かったと思います。
先生がかなり丁寧に説明してくれたので、難易度はそれほど高くなく感じました。
(もちろん、わからないことは多かったのですが、こばやん先生の説明がそう感じさせなかったのかと思います)
ただし栄養疫学を全く知らなったりする場合だと難しく感じるかとは思います。
やはり佐々木敏先生を知っている(本を読んでいる)、興味を持っている方が対象なのかと、あとは雑誌「栄養と料理」レベルを読んでいる方は対象となると思います。
オンライン講義(ZOOM)に関して:講義資料の見やすさ、ブレイクアウトルームの活用などいかがでしたか?今後の参考にしたく、ご意見いただけますと幸いです。
講義資料はかなり詳細が書いてあり、また図なども入っていて見やすかったです。
他の講座だと、だいたいイラストが入っているので、栄養疫学はイラスト多様はむしろ合わないなと思いました(こばやん先生の資料でよいということです)。
ブレイクアウトルームは、私はよく利用するのですが、皆さんあまり発言を積極的にされなかったりするので、メンバー構成によってですが… 例えば分ける前に、左上の人から時計回りに発言してみてください、と先生が決めてしまってもよいのかと思いました。
またブレイクアウトルームで、設定さた残り時間が表示できると思うので、時間表示があったほうがよいと思いました(意見言えない人がでてくるので)
あなたの想う、栄養疫学入門講座の「魅力」はどんなところにありましたか?
講座内容や参加特典、サポート体制、講師、その他何でも。
栄養疫学の研究者の方から直接教えていただける、また質問できるのが1番の魅力だと思います。実務者になると、まず研究者の方の接点がないのと、佐々木敏先生レベルだと講演会があれば聞きにいくことができるが質問はできない。
まさに実務者と研究者を繋ぐというのがこばやん先生であり、この講座の素晴らしさだと思います。
最後に、こばやんへのメッセージをどうぞ(なんでも自由に記載してください)
また、この栄養疫学入門講座は企業に方にも受けていただきたいです。
ミツカン酢の検証をしたときに、世の中にこの栄養疫学を知っていて伝えられる人って本当に少数であり、食の企業が危うい情報を出すのはどうかと思ったので、こばやん先生が監修される→企業に名前を書いてもらう→一般に栄養疫学を知ってもらえる。
という循環ができればよいなと思いました(すでにやられていたら申し訳ございません)
管理栄養士、栄養士でさえ栄養疫学という学問を知らない人が多くいると感じます。
まずは自分自身で食情報の根拠を調べる、というのが食(栄養)のプロとして当たり前の世界になるよう、実務者と研究者を繋ぐ先駆者としてこれから更に活躍されることを願っております。